興味の壺

メカデザイン、機器デザイン、プロダクトデザイン、伝統的アーキテクチャー等を紹介します。

デルタ7 カーボンファイバーバイク

バイクが驚く状況になっていた。
元来が人力で、効率の問題など既に解決済み。
自転車は、理論的には完成の域にあって、新しい付加価値を乗せるのは、かなり難しい。
そこに新しい価値を加えてマーケットを広げたのが、MTBであり、バッテリーアシストバイク。
そして、最近かなり普及を見せる、カーボンファイバーフレームだろう。

長い間、バイクへの関心が薄らいでいた。
所が、バイクが好き連中は、地道に情熱を燃やし続けていた。

白人種に対して驚くのは、熱意を具現化していくエネルギー。
様々なタイプのバイクが開発されていた。しかも、製品として完成度が高い。

画像は、偶然目にしたバイク。2010年のことだ。
3次元トラスチューブを用いたフレームに驚いた。

デルタ7 Ascend(ロードバイク) DELTA 7 Ascend
全ての画像は、「Designisthis」から引用
デルタ7 Arantix(マウンテンバイク) DELTA 7 Arantix

デルタ7 Arantix(マウンテンバイク)と、デルタ7 Ascend(ロードバイク)は、IsoTruss technologyによる、カーボンファイバーと、ケブラーを用いたフレームを用いる(最近(2016年)では、ケブラーの表示は見受けられないが)。
超軽量フレームは、それぞれ、1.24s(Arentix)、1.05s(Ascend)である。

オープン格子チューブフレーム IsoTrussは、カーボン/ケブラーを用いたオープン格子チューブデザイン(Open-lattice tube design)。
Brigham Young University(アメリカ ユタ州)によって開発された特許技術で、強度と軽量を併せ持つ。
線材を、連続的に折り曲げて円筒状にした形状をしており、断面は星形をなす。
わずか450gのチューブ4本で5.3トンの鉄筋コンクリートブロックの加重に耐える。

参考サイト:「DELTA 7