興味の壺

メカデザイン、機器デザイン、プロダクトデザイン、伝統的アーキテクチャー等を紹介します。

煙突の直径

煙突掃除は、薪ストーブの大きな問題点である。

昨シーズン、我家では、20日から1ヶ月に1度は煙突掃除をして来ました。
凍えそうな日に、煙突が詰まって薪が燃えず、煙が逆流してきて、掃除するしかないことが、何度かありました。

最近、煙突が詰まるのは、直径の影響が大きいのではないかと考えています。

工房で使っている鋳鉄ストーブは、椎茸ボイラー用(120~125㎜位)の煙突を用いていますが、設置して以来掃除をしたことはありません。
そのため、自宅では絶対に使わない、乾きの悪い薪は全て工房で燃やしてきました。
それでも詰まらないのです。
(ストーブの仕様では100㎜クラスだが、煙突位置が上向きなので、それまで使っていた120㎜煙突をかぶせて使用している)

カラマツストーブ 建具屋の知人が来て、煙突が詰まって仕方がないので、昨シーズンは思い切ってΦ150㎜の煙突に交換した所、シーズン中の煙突掃除は不用だったと言います。

某ストーブメーカーの担当者は、100㎜クラスよりも120㎜の方が引きがいいので、詰まりにくいと言います。

そういえば、信州で、カラマツストーブを売っています。
ヤニの多いカラマツを燃やすためのストーブです。以前見た、そのストーブは煙突が異様に太かったのを思い出します。
再度確認してみると、直径200㎜(!)でした。最終的に、この直径が必要だったのでしょう(画像上)。

このような事例から、乾燥したペレットだけを燃やす以外、煙突の直径は、最低でも120㎜は必要なのではないかと思うのです(確証はありませんが・・)。

ロケットストーブ-エギゾースト 所で、巷で関心の高いロケットストーブですが、画像では、巨大なエギゾーストパイプ(煙突といっていい)をダブルで使用しています。

ロケットストーブは、ライザー部分で2次燃焼が起き、その燃焼ガスが排気(排煙)を押出します。
しかし、十分な燃焼が起きない場合、あるいは、失火してくすぶるような状態が続く場合、横煙道が長いために、内部にススが溜まってしまうことはないのかという不安があります(実際は不明)。

画像の太いツインエギゾーストを見ると、様々なトラブルの解決事例として理解すればいいのだと思いました。

カラマツストーブは、「信州カラマツストーブ☆佐久穂町役場」から、ロケットストーブの画像は、「Rocket Stove」から引用させて頂きました。