改良
2度燃やしてみたが、同じ状態です。
燃えが悪い!。
煙突はφ120㎜になり、すこぶる引きがいい。煙突が原因でないことは確かです。
原因を推測しました。
- ドーナツ状の中底の周りの隙間からエアーを吸っている。そのため、中底中央開口部へのエアーの流入が低下し、燃焼が弱まる。
- バッファー板は、底近くから、排煙口の直ぐ下まである。排煙口へ燃焼ガスが勢いよく吸い込まれると、蒲鉾状のバッファー内部のガスも吸われる、そのため、排煙口に出る燃焼ガスの勢いが低下し、フレッシュエアーの流入量も低下。燃焼が弱まる。
そこで、以下の対策を施し、再度燃焼試験を行いました。
- ドーナツ状の中底の周りの隙間をマフラー補修用の耐熱パテで埋める。
- バッファー板を取り去る。
結果は、「別物」。
ガンガン燃えます。空気調整器を開けると速やかに反応し、ゴゴゴゴと燃え立ち、恐ろしく燃えます。
ひと安心。
ただ、燃焼ガスが、ガンガン排出され、効率が悪いのは間違いありません。
また、排出部周辺が高温になりすぎる不安があるため、バッファー板を取り付けて燃焼させてみました。
やはり、空気調整器を開けたときのレスポンスが低下し、燃焼は若干弱まる。本体下部のガスを吸っているのです。
多少のガスが反転していることになります。
しかし、燃焼ガスの抜けすぎ防止、排煙口付近が高温になり過ぎることによる鉄板の劣化防止になるため、バッファー板は、このまま取り付けることにしました。
何より、意味があって、オリジナルに取り付けられているに違いないのですから。
今回は、セッティングのレベル。
ただし、巧くいかなければ大変な所だった。工房で使っている台湾製鋳物ストーブへの交換に応じない理由を失う所でしたから。