興味の壺

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高知 若宮八幡宮

高知県高知市にある神社。旧社格は県社。
源頼朝は平氏を討った文治元年(1185年)、六條若宮八幡宮を創建。
この時、土佐国吾川郡一円を六條若宮八幡宮の神領とし、若宮八幡宮を分祀した。

戦国時代の永禄3年(1560年)、土佐の戦国大名、長宗我部元親は初陣に臨み、若宮八幡宮馬場先に陣を構えた。
この時、初陣を勝利で飾る。このことから、当社を出陣祈願の社と定め、社殿を出蜻蛉(でとんぼ)式建築に改めた。

高知 若宮八幡宮 拝殿 高知 若宮八幡宮 拝殿

出蜻蛉式とは、神社本殿をしっぽに見立て、トンボが飛び立とうとしている姿になっている建築様式。
トンボは、勝虫ともいわれ、戦には縁起のよい虫とされている。
永く土佐国主から崇敬を受け、保護を受けてきた。

一の鳥居からの参道は、驚くほど長く、由緒のあるお社を想像する。
ただ、社殿はこじんまりとしていた。
境内は思いのほか広い。
参拝者は少ない印象だったが、永く栄えて来た社ということは判る。

主祭神
誉田別命(ほんだわけのみこと)(応神(おうじん)天皇)
息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと)(神功皇后:応神天皇の母)
宗像三女神 (市杵島姫命、湍津姫命、田心姫命)