金刀比羅宮
自分の中では、手ごわい金刀比羅宮。
参拝者の多いお宮は、基本的に抵抗がある。
参道の両脇を固める多くのお店、金刀比羅宮の特徴ではあるが、苦手。
現場に行くと、駐車場の熱心すぎる客引きに、うんざり。
更に、土産屋と駐車場が協力しての営業活動。
のっけから気持ちが萎えるが、気持ちを切り替えなければならない。
長い石段を登るのは、想像以上に大変だった。
しかし、流した汗が御利益に繋がるのである。
理屈抜きに、そう同意できる石段の数。
参詣人気処、全国区では、昔から伊勢神宮か金刀比羅宮。
金刀比羅宮の人気の理由は判らないが、海上安全、五穀豊穣、家内安全、商売繁盛等のご利益があると云われる。
金刀比羅宮 本宮拝殿
金刀比羅宮は、香川県仲多度郡琴平町の象頭山(ぞうずさん)中腹にある神社。
初め、大物主神を祀り、往古は「琴平神社」と称した。
中古、本地垂迹説の影響で、象頭山松尾寺金光院にて、金毘羅大権現を祀る。
明治維新の際、神仏分離が実施され、元の神社に帰り、金刀比羅宮と改称。
金刀比羅本教の総本部。
全国にある金刀比羅神社、琴平神社あるいは金比羅神社の総本宮。
海上交通の守り神として、漁師、船員など海事関係者の崇敬を集める。
戦前の大日本帝国海軍の慰霊祭だけではなく、戦後、海上自衛隊の主要任務である機雷除去作業によって殉職した隊員の慰霊祭も毎年、金刀比羅宮で開かれる。
本宮は、石段を785段登った所にある。
観光地ズレしたような、最初の印象があまり良くなかったので、期待しないで参詣したのだが、檜皮葺の社殿や、境内は想像よりずっと荘厳だった。
まさしく、神域と言って良いような空間があった。
主祭神
大物主神(天照大御神の弟)
相殿(あいどの):崇徳(すとく)天皇