彦根城
彦根城は、琵琶湖中央部の東側湖岸近く、滋賀県彦根市金亀町にある。
広大な内堀の内部には、天守のある本丸はじめ、博物館、大名庭園などがある。
城や庭園を見るだけでも、かなりの時間を要する。
彦根城 天守
彦根城 天秤櫓と掛橋
画像は、戦国武将列伝Ωから。
大手門橋を渡ると、「鐘の丸」に入る。
天秤櫓をくぐり、最後の関門である太鼓門櫓を抜けると、あっけないほど、こぢんまりした天守があった。
天守が国宝指定された5城のうちの一つ。
名城と言われるが、正直、落胆。
ただ、天守のバランスや美しさは、犬山城に勝る。
とは言え、熊本城のように外観は城でも、内部はコンクリート構造の、およそ城とは言えない別物になっているものより、木造のまま保存されている城を見ることが出来るのは素晴らしい。
天守内部は、激しく湾曲した梁が多用されていて、大工の技に感動する。
余談だが、耐震化のためか否か判らないが、コンクリート化により、熊本城という、日本の貴重な遺産を破壊した学者等の選択を、許すことは出来ない。
欧米なら、オリジナルを生かした対策をするのは間違いない。
彦根城 天守内部
画像は、戦国武将列伝Ωから。
彦根城は、真に戦を想定した城で、壁の鉄砲穴も、外から見えない様にしている。
階段は、急な角度(62度)で、登るには大層難儀する。しかも、敵が登ってくれば、階段は落とせる。
城の北側には、玄宮園と楽々園という庭園がある。
国の名勝に指定されている。
名園である。
下画像は、楽々園にある、「御書院」と呼ばれる建物。
非常にシンプル、清楚で心落ち着く。
楽々園にある建物は、平成17年度から整備が始まり、御書院は、平成24年度に解体修理完了。
彦根城 楽々園 御書院