興味の壺

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発見!本家ソーダストストーブ

Flugora Sawdust-Stove 全部品 オリジナルの「Flugora Sawdust-Stove」の画像を発見しました。
英国のオークションサイトに出品されていたのです(01 Nov, 2009 15:58:19)。

今まで、このストーブの全体像を見たことがなかったために、イマイチ実感が涌かない部分がありました。
実物画像は、思ったより良くできていました。
チープな金物系ではありますが、欧米系工業製品らしさを感じられる製品です。

悔しいけれど、思ったよりも味があって、少し安心した部分もありました。
生活用品に在りがちな、東洋的粗悪感がなかったからです。

Flugora Sawdust-Stove 本体 説明では・・

A Fulgora sawdust or wood shavings burning stove.
34" / 870mm high.
17 1/2 " / 450 mm diameter.
Takes a 4 1/2 " / 112 mm flue (flue not inc.)
Used, rusty but ready to go!
£39.99

・・とありました。

煙突位置が異様に低い!。
着火時の煙の引きが心配される位置です。うまく引くのでしょうか?。

センターシャフトも鉄製!。
空気調整口は横スライド式(以前の記事で紹介)。
スライド式に越した事はありませんが、私の試作品は、コストを落とすために、鉄工所と相談の上、引き出し式にしました。

Flugora Sawdust-Stove 内部 所で、3枚目の画像!
瞬間、理解できませんでした。

本体の底の穴が大きい。
つまり、インナー缶の受けが、穴の開いたドーナツ状の鉄板ということです。
インナー缶の受けが良くわからず、私は、3本のステーで受けるようにしました。
これでは、私のものとは燃焼がかなり違ってきます。

オリジナルのエアは、インナー缶底部のφ70㎜の穴からのみ入ることになり、ソーダストの燃焼は激しいものになると想像できます。
私のものは、本体とインナー缶の間にも、空気は進入するため、ソーダストの燃えが弱かったり、反転させた場合に燃焼が弱まると思われます。
(ただし、そのせいで薪を投入した場合の燃焼が長持ちするかもしれないが・・)

所で、インナー缶の底に、穴の開けた円板を落とし込んで燃焼させた場合(つまりオリジナルのように)、ロケットストーブと同様の効果があるのではないかと考えたことがありました。
ソーダストが形を保つ間に限られますが。

本体内径と同等の円板の中央に穴を開け、本体に落とし込み、インナー缶の受として燃焼させてみなければならなくなりました。