内底(False floor)制作
私のソーダストストーブの範となった、Fulgora sawdust burning stove のインナー缶を支える部分が、1枚の鉄板でできているということは、これまでの検証を大きく覆す可能性があります。
私は、インナー缶の支え部分の構造が良く判らなかったために、3本のステーで支えとしました。そして、この構造では、エアーは、2つの容器(缶)の間に相当量入って来きます。
オリジナルでは、インナー缶の底の穴から入るだけです。
オリジナルの画像を見つけて以来、眠れない夜を過ごしてきた私は、今日ようやく、インナー缶を支えるドーナツ板を作る機会を得ました
3㎜の鉄板を買ってきて、ジグソーでドーナツ状に成形し、ステーに乗せました。
他の燃焼条件はほぼ同じ。
ダンパーは開。
燃焼は、やはり若干の違いを見せます。
初期の立ち上がりは(暖かくなる度合い)、3本ステーの方が早い。
想像通り、オリジナル(ドーナツ底)のほうが煙道部分だけが燃え、ソーダストの上に乗せた杉ブロック全体が先に燃えることはなく、中心部だけが燃え、他の部分は黒くこげているだけです。
3本ステーの方は、杉ブロック全体が燃えます。隙間からの酸素の供給があるためでしょう。
立ち上がりは、ドーナツ底のほうが遅いが、炎が激しく立ち昇って来た後は、むしろドーナツ底のほうが暖かいかな?、という感じです。
また、バンパーを閉めた後のパワーダウンもあまり感じないという印象です(充分燃え上った後の話)。
思ったほどの違いはなかった・・というのが第1回目ドーナツ底燃焼の印象です。
ただし、薪ストーブというものは(とりわけソーダストストーブは・・)、微妙なタイミングで燃焼の仕方が変わったりするため、コンスタントな燃焼の方法や、ススの付き方を把握した時点でなければ公平な判断はできないかもしれません。