設置前のチェックリスト
設置前に、このチェックリストを参照して下さい。
-
水質 ― 給水に砂、硫黄、バクテリア、鉄バクテリア、タンニン、藻類、油、酸、または他の不純物が含まれている場合、仕様でこれらの汚染物質を処理できると示されていない限りは、給水が本機に入る前に前処理を行い、これらの汚染物質の除去を検討して下さい。
WaterBoss ウォーターフィルターは、これらの水の欠点に対処することができます。
・モデル900-IF(鉄フィルター)― 鉄、マンガン、硫化水素、鉄バクテリアを減少させます。
・モデル900-NF(酸中和フィルター)― 低pH(強酸)水を、非腐食状態に調整します。 -
鉄 ― 多くの供給水で見られる共通の問題は、鉄です。
供給水に含まれる、鉄の種類と量を知ることは大変重要です。鉄のタイプ 概要 第一鉄
(クリアウォーターや、溶解鉄と呼ばれることもある)
(訳注:イオン状態で水中に存在する鉄。これが酸化すると第二鉄になる)軟水器で処理できる唯一のタイプの鉄です。 第二鉄 不溶性であり、粒子は最終的に樹脂床を汚す可能性があります。
水が軟水器に達する前にろ過されるべきです。有機鉄、またはバクテリア鉄 水中の他の有機化合物に付着しています。このタイプの鉄を除去するには、追加の処理が必要です。 コロイダル鉄 溶解していませんが、懸濁状態になっています。
水質軟化機では、このタイプの鉄の除去はできません。
その場合、容器に記載されている指示に従って下さい。
また、水の硬度設定は、第一鉄が1ppm(1mg/L)ごとに、5グレイン/ガロン(86mg/L)ずつ上げる必要があります。 -
水の性質 ― モデル700、900、950が正常に機能するには、pH7以上が必要です。
また、鉄分量を測定するための鉄分検査も必要です。
900-NF酸中和フィルターは、pH6.3以上のレベルを調整します。 -
水の硬度 ― 付属の試験紙で水の硬度を二重にチェックし、本機の処理能力の範囲にあることを確認して下さい。
・モデル950は、鉄を含まない上水用です。モデル 950は、1ガロン (600mg/L) あたり 最大35グレインの硬度までの水を浄化します。
・モデル 700は、1ガロンあたり、最大70グレイン(1200mg/L)の硬度の水を浄化します。
・モデル 900は、1ガロンあたり、最大90グレイン(1,540 mg/L)の硬度の水を浄化します。 (仕様書参照) -
水圧 ― 20psi以上、120psi(1.4〜8.3 bar)以下の範囲。
水圧が、70psi(4.8 bar)を超える場合は、圧力調整器を推奨します。 -
給水流量 ―700 および 900 モデルでは毎分最低 2 ガロン (7.6 L) 、950 モデルでは最低 3 ガロン (11.4 L)、もしくは、特定のモデルでは、逆洗流量と同等の流量を推奨します。
配管のサイジングの目的では、定格使用流量と、それに対応する圧力損失のみを使用することができます。
試験済みの使用流量を超える流量でウォーターコンディショナを長時間運転すると、性能が低下する可能性があります。 - 水温 ― 40°以上120°F 以下(4°〜49°C)。
-
排水 ― 床の排水口や洗濯機の排水口など、地域や州の配管規定に準拠した排水口に排水して下さい。
バックサイフォン(逆流)を防ぐため、適切なエアギャップ、またはサイフォンブレイクを設けて下さい(注:本体より下方に排水する場合は不要)。
設置手順、および起動手順を参照して下さい。 -
電源 ― 付属のアダプターは、北米地域では115ボルト、60サイクルの標準的なACコンセント用で、北米以外の地域では220ボルト、50サイクルのACコンセント用です。
ご不明な点がある場合は、ヘルプラインにお問い合わせ下さい。
ヘルプラインについては、マニュアルの前部にある一般情報を参照して下さい。